JR横浜線 中山駅付近 川和踏切 村田奈津恵さん死亡事故

2013年10月1日、午前11時30分頃、神奈川県横浜市緑区中山町 JR横浜線 鴨居~中山 間 川和踏切 で、付近の台村町に住む会社員・村田奈津恵さん(40歳)が、電車にひかれて死亡する事故が発生した。
電車は東神奈川発橋本行きの普通電車で、現場は遮断機と警報機が設置された踏切で、中山駅までもうちょっとと言う場所だ。
亡くなった村田さんは、父親の運転する乗用車の助手席に乗り、踏切が開くのを待っているときに、74歳の高齢男性が踏切内に入ったのを目撃したと言う。
現場に居合わせた男性(33歳)の証言によると「お年寄りが線路の上でうずくまっていて、車で踏切待ちをしていた女性が『ひかれちゃう』と言いながら踏切に入った。(自分は)非常ボタンを押したが間に合わなかった」と話している。
JR東日本によると、現場で非常ボタンが押され、踏切内に男女2人がいるのを見つけた運転士が急ブレーキをかけ、警笛も鳴らしたが間に合わなかったと言う。
救助に向かった村田奈津恵さんは、線路に横たわっていた高齢男性をちょっと、移動する事に成功したようで、この高齢男性は、病院に搬送されたが、命に別条はなく、鎖骨骨折と頭部を負傷。
男性を救助して死亡した村田奈津恵さんの父親・村田恵弘さんはこう語っている。
「おじいさんが踏切のなかに入ってきて、しゃがんで腕を線路の上に乗せて、首を線路に置いたんですよ。それをうちの娘が見て『助けなきゃ』と言って、『ダメだ』と言ったが行ってしまった」
この状況からすると、74歳の高齢男性は、自殺しようとしたものと推測される。
しかし、その男性を救助しようとした、村田奈津恵さんが、命を落としたのだ・・。
いたたまれず、非常に残念でならない。
果たして、私にも同じ行動がとれるかどうだうか? 自分の命を犠牲にしてまで、できるだろうか? 答えは出ない・・。
村田奈津恵さんは父が経営する不動産会社で働いていたようで、親子3人暮らしだったと言う。
村田奈津恵さんは電車にひかれて、現場は血の海となり、消防が大量の水を放水していたとも報じられている。
横浜線は、東神奈川~八王子間の上下線の全線で1間10分ほど運転を見合わせ、約1万4000人に影響した。
勇気ある行動を取った村田奈津恵さんのご冥福を祈りたい。
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